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ここ芝生だったんだ

season1 2024年

とにかく
延々雑草を抜く日々

もしかして「天然芝」?

この庭を初めてみたのが入居前の10月頃。庭はそこそこな丈の緑鮮やかな様々な雑草に覆われていた。

そして入居した早春ごろには、雑草は全て枯れていた。暖かくなってきて、そろそろ庭を何とかするか…と思ったころは枯草・ゼニゴケ・生え始めたなにかしらの草に覆われてしまっており、やや途方にくれた。

そしてある程度片付けてから、この多少残ってるランナーっぽいものは?芝生のことほぼ知らないが芝生?とやっと気が付いた。入居時にもらった図面を引っ張り出して見ると「芝貼」の文字。

生の芝生は手間がかかるらしい、というざっくりとした知識しかなく、ひとまず芝生がどういうものなのか調べるところからはじめた。インターネットの情報ありがたい。

そして芝生は、敬遠されることも多いが、同時に人気のある園芸ジャンルの一つだと知る。

多分高麗芝? さて地面をどうするか

多少ランナーが残っているとはいえ、ぐちゃぐちゃなので、全部貼り変えるか、別のグランドカバーを植えるか、人工芝にするって手も…?(隣接しているお隣さんは人工芝)などと方針を決めかねているうちに、大分季節が進んでしまい、とりあえず地面の問題は後回しにして、プランターでミニトマトなどを開始した。

「専用庭」がマンションの共有スペースである、ということもあり、どこまでやっていいのか?でも悩む(ここはマンションの専用庭です。環境については「about」へ)。

迷っている間に、少しずつ芝生らしき葉っぱも育ってきており、死に絶えてはいないらしい。
ひとまず「とにかく雑草をぬいて、このままどのくらい芝生が再生するか実験してみよう」と、方針を決定。

対 雑草

除草剤を使ってもよかったのだが、広さもないし(6畳程度)、手で抜けばいいだろうと思って、雑草を抜きはじめたが、結構な勢いで生えてくる。
土日だけではなく、平日仕事前に毎日のように数十分はかけて抜いていた。若干現実逃避に使用していたかもしれない。近隣の人に「まだやってる…」と気持ち悪がられていないか心配になった。

1年目の芝生育成記録

  1. 「再生させてみよう」と方針をきめたのは7月ごろ。
    以降、雑草を抜いて、乾いてる様子であれば時々水をやったり、変にくぼんでいる部分には土を入れたり、「まくだけで蘇る」と書いてある肥料入りの土をまいたり、液体肥料も導入してみたりしながら見守る。
  2. ある程度伸びた個所は、ハサミで切る。狭いからハサミで十分だろ…と思って始めたが、これもかなり時間がかかる。
    時々何かの生き物にフンをされるようになってしまい、その対策も含めて「木酢液」を購入してまいてみる。独特なにおいを生き物はいやがるらしい。
  3. 9月ごろに大雨がふり、芝生はそのあと急に育った。妙に明るい黄緑色。まだまだ穴だらけでスカスカだが、最初の頃よりは緑の範囲は広がった。
  4. その後、よく踏むうえに日当たりの悪い部分が、さび病(金属に発生するようなオレンジ色のサビっぽいカビが生える)になった。
  5. ある程度さび病は広がったが、病気のせいというよりは気温が下がって、寒さで枯れ始めた。そもそも冬は枯れるものらしいので、そのまま放置。年内はそこそこ緑色が残ったままだった。

まとめ

芝生とは大きな公園などにあるものである…くらいの意識でいたが、育てるとなかなか面白いし、よくよくみると各ご家庭のお庭にも採用されている。

「外構に天然芝生はやめたほうがいい」といった意見をSNSで見かけることもあるが、園芸やりたい・芝生を育ててみたいという人なら問題ないのでは。大変ではあるが世話した分育つように思う。
しかし園芸に興味が無い・世話してる時間もない、という場合はおすすめしない。

再生には何年もかかるのでは…?と思っていたが、予想していたより成長が早い。途中、穴の部分には種をまいたら早いのでは?と考えたが、「高麗芝」は種が売っていない様子。発芽率が低いので、苗から育てるのが一般的だとか。

まだまだ穴だらけなので、引き続き来年も育ててみようと思う。

更新日:2025年11月16日

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